2007年12月15日

"The Nightfly" Donald Fagen (1982)

The Nightfly
The Nightfly
posted with amazlet on 07.12.15
Donald Fagen
Warner Bros. (1990/10/25)
売り上げランキング: 17291
おすすめ度の平均: 5.0
5 心地良い飛行
5 最高傑作数々あれド!
5 完璧!


ぐっと雰囲気を変えてド渋の一枚を。
ドナルド・フェィゲンのソロ1作目『ナイトフライ』です。

ドナルド・フェィゲン知らない人でも1曲目の "I.G.Y." が流れてきたら、「あ、これ聞いたことある」となるのではないでしょうか。

洗練された都会的なサウンド。妙に心に残るメロディー。全体的に洒落た空気の漂うアルバムですが、なんか最後のだけちょっと雰囲気が違うんですよね。
はじけているというか何というか。
それが気になって最初と最後しか覚えてないような...。

じゃあ名盤じゃないじゃん!て声も聞こえてきそうですが、全体的に素晴らしい出来だった印象は残っているっていうことで。
やっぱ最初と最後に注目!かな?



ググってみました
『kisatonomori blog』
『関心空間』


試聴はこちら


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ラベル:Donald Fagen
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2007年09月02日

"The Doobie Brothers Farewell Tour" The Doobie Brothers (1983)

doobies.jpg "The Doobie Brothers Farewell Tour"
The Doobie Brothers (1983)




夏休みも終わりということで、趣向を変えて解散ライブを紹介しましょう。
ドゥービー・ブラザーズのフェアウェル・ツアーです。

バンドがメンバーチェンジにより大きく音楽性を変えてしまうことは、それほど珍しいことではありませんが、ここまで評価が分かれて物議を醸していたバンドもそう多くはないでしょう。

ライブはそれなりに盛り上がってはいるものの、どこか淡々とした雰囲気の中、進んでいきます。
原曲から想像できないほどお洒落にアレンジされた "Listen To The Music"、グラミーにも輝いた "What A Fool Believes" など完成度の高いヒット曲が立て続けに演奏されるものの、心を震わすまでには至らない。

それが最後のこの男の登場により、すべてが一新されます。
ミスター・トミー(トム)・ジョンストンの登場とともに会場の空気ががらりと変わるのです。
威勢のいい掛け声に、間髪入れず、"Long Train Runnin'" のイントロのギター・カッティング。
これでライブは一気にクライマックスへ。
最高潮に達した客席のボルテージは、最後の "China Grove" まで衰えることを知りません。

やはりドゥービーはトミーのバンドであった。
この後の再結成でも、トム・ジョンストン中心のオリジナルに近いメンバーでの復活は必然であったことを改めて感じますね。

マイケル・マクドナルドの洗練されたサウンドも悪くはないのですが、この男達には豪快なギター・サウンドがよく似合う。
ギャップを楽しむもよし、一粒で二度美味しいこのライブを是非多くの方に堪能してほしいです。
再発を望みます。



ググってみました
『名盤紹介の館』
『JUN-K's Lab』


この盤試聴も見つかりません。
とりあえずこれで彼らのライブの雰囲気だけでも味わって...


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ラベル:Doobie Brothers
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2007年04月30日

"Eat 'em and Smile" David Lee Roth(1986)

イート・エム・アンド・スマイル
デヴィッド・リー・ロス
ワーナーミュージック・ジャパン (1997/12/15)
売り上げランキング: 13582
おすすめ度の平均: 5.0
5 超ロック!
5 これはすごい!
5 ベーシストもギタリストもヴォーカリストも満足


AtoZ形式も終盤にさしかかってきました。
XYZから始まるバンドがないわけではありませんが、ちょっと苦しくなっていますね。
相原コージの苦悩が手に取るようにわかります。

曲名でいきます。その名も、

『ヤンキー先生!』(親学はいただけないぞ!)

じゃなかった

"Yankee Rose"

デイヴ・リー・ロス言わずとしれたヴァン・ヘイレンのリードボーカルとして活躍してきた人ですが、脂の乗り切った時期に突如バンドを脱退。ソロとしてのファーストフルアルバムがこれです。そしてその一曲目を飾るのがこの"Yankee Rose"なわけです。
のっけからデイヴの語りとスティーブ・ヴァイのギターとの掛け合いが面白い。その後のロック調の展開ももちろんいいのは言うまでもないですね。
続くシャイ・ボーイなどに見られるベースのビリー・シーンとスティーブ・ヴァイの超絶テクも圧巻です。

そして、このアルバムの最後を飾るのはなんとフランク・シナトラのカバー。
この前にリリースされたミニアルバムのビーチ・ボーイズのカバーに続いて遊び心満載ながら、単なるパロディに終わらないところに彼の神髄があるのでしょう。

次のアルバムでも、『まるっきりパラダイス』を大ヒットさせましたが、ビリー・シーンの脱退などによって人気にも陰りが見え始め、徐々に存在感を失っていきます。
ヴァン・ヘイレンは新ボーカリストにサミー・ヘイガーを迎え、それなりに人気を保っていたのと対照的ですね。

しかしここにきてヴァン・ヘイレンがデイヴのボーカルで再結成との話が。やはりデイヴの存在感は圧倒的。

そのカリスマ性を体感するならやはりコレ。当時のいまどきのコドモも必携の一枚をゼヒ。


試聴はこちら


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ラベル:David Lee Roth
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2006年08月31日

"Building The Perfect Beast" Don Henley (1984)

Building the Perfect Beast
Building the Perfect Beast
posted with amazlet on 06.08.31
Don Henley
Geffen (1990/10/25)
売り上げランキング: 4,935
おすすめ度の平均: 5
5 大人の魅力
5 西海岸ロックの完成系
5 ソロ第二弾の名作


夏休み特別企画、最後は夏の終わりにピッタリのドン・ヘンリーの "Building The Perfect Beast" をお届けしましょう。

ドン・ヘンリーと言ってもピンと来ない方も、『ホテル・カリフォルニア』を歌っているイーグルスの(ドラム兼)ボーカルと言えば、ああと思う人もいるのではないかと思います。

イーグルス解散後のソロ2作目のこの作品は、グラミー賞にも輝いた "The Boys Of Summer"(ボーイズ・オブ・サマー)を筆頭に秀作が揃った名盤です。

『ボーイズ・オブ・サマー』、本当に素晴らしい名曲中の名曲ですね。
何と言ってもあの寂寥感がたまらない。
無機質なビートとシンセのリフ。
音数は少ないながらも絶妙な間合いで絡んでくる共作者でもある Mike Campbell のギター。
淡々と紡ぎだされる歌詞はこう始まります。


Nobody on the road
Nobody on the beach
I feel it in the air
The summer's out of reach
Empty lake, empty streets
The sun goes down alone
I'm drivin' by your house
Though I know you're not home
...


原文を味わってほしいので、あえて日本語訳は書きませんが、中学生程度の英語でも意味は伝わるのではないかと思います。
本当に情景が目に浮かぶようですね。
これを聞いただけで、単にイーグルスの延長ではないものを感じさせてくれます。

イーグルス再結成ライブでこの曲のイントロが聞こえた時は、信じられないくらい嬉しかったのを思い出します。

広大な大地にどこまでも続くまっすぐな道。
陽は西に傾いて夏の終わりの夕暮れが迫っている。
その中をただひたすら車を走らせるオレ...

このアルバムを聴くといつもそんな光景が浮かんできます。
毎年夏の終わりになると必ず聴きたくなる、かけがえのない愛聴盤です。

試聴もこちらからどうそ。



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2006年08月21日

"Ciao! Bravo!!" DEPAPEPE (2006)

Ciao!Bravo!!
Ciao!Bravo!!
posted with amazlet on 06.08.21
DEPAPEPE TAICHI NAKAMURA
SE (2006/04/19)


夏休みも終盤に入りましたが、特別企画はまだ続きます。

本ブログ初の新譜(と言っても4ヵ月ほど経ちますが)、DEPAPEPEの "Ciao! Bravo!!" です。

ご存じの方もいらっしゃるでしょう、そう、またまた禁じ手、日本のミュージシャンですね(特別企画、特別企画)。

ただDEPAPEPEの場合、インストなので、英語の意味を理解せず、メロディーだけで洋楽を聴いている感覚に近いのではないか、という見方もできます...
そんな言い訳がましいこじつけも用意してみましたが、ただ単に大好きだから載せたかったというのが一番の理由です。

DEPAPEPEの音楽は、簡単に言うと、アコースティックギター2本によるインストです。
そういうと、何となくテクニックを前面に出した難解なイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、DEPAPEPEの場合、その心配は杞憂です。
決してテクニックが低いと言ってるわけではもちろんなくて、メロディーが際立っているのと、ストロークでジャカジャカやってるので、そう感じさせないんですね。

ギターやったことある人ならわかると思いますが、ストロークって教本でも一番最初に出てきて、難易度の低いイメージがあります。
そんな影響もあるのか、特にこういったインスト系ではストロークは多少の味付けに使う程度で、ひたすらジャカジャカやる人って、いなかったと思うんですよね。

そういうのが好きな人たちにどう映るのかはわかりませんが、昔フォークギターを掻き鳴らすのが好きだったお父さんにも、ストリートミュージシャンに共感を覚える若者にも、きっと心地よく響くと思います。

ストロークの鳴りもアコギの大きな魅力の一つです。
残り少ない夏の日を、デパペペの爽快なアコギサウンドで彩ってみてはいかがでしょうか。

こちらで試聴できます。



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2006年06月28日

"Rock'n Soul Part 1" Daryl Hall & John Oates (1983)

フロム・A・トゥ・ONE(紙ジャケット仕様)
ダリル・ホール&ジョン・オーツ
BMG JAPAN (2005/12/21)
売り上げランキング: 80,718
おすすめ度の平均: 4.67
4 曲順までよく考えられたベストです
5 シングル・ヴァージョン探すならこれ
5 全盛時に発売されたベスト盤


80年代初めの洋楽を語る上で絶対に欠かせない、ダリル・ホール&ジョン・オーツの登場です。

高校の頃ホントに流行っていて、まだ洋楽に馴染みの少ない人でも名前ぐらいは知っている、超メジャーな男性デュオです。

そんなわけで、どの曲も結構耳にしていたのですが、"Kiss On My List" を初めて聞いた時は衝撃を受けました。
サビの展開がそれまで自分が耳にしたことのある音楽とはまったく違うものだったからです。
当時ナガブチとかしか聞いてなかった自分には、ギター弾いても絶対出てこないコード進行だったんですね。そういう意味でも、洋楽の深さを知り傾倒するきっかけになった重要な曲の一つです。

このアルバムは、彼らの人気絶頂期に出た初のベストアルバムです。
他のヒット曲に負けないクオリティの新曲 "Say It Isn't So" に始まり、最後の "Wait For Me" の最高のライヴバージョンで締め括る。
後のCD時代のベストに比べると収録曲、時間とも少ないものの、クオリティとしては一番高いと思います。

ブルー・アイド・ソウルと呼ばれる彼らの音楽は、軽快なノリと親しみやすいメロディーの印象が強いですが、目を閉じて聞いてみるとまるで黒人が歌っているかのようなソウルフルな節回しが随所に見られます(これがそう呼ばれる所以だと気付いたのは、ずいぶん後になってからのことです)。

片方がルックスもよく華があるのに対し、もう一方は背も低くあまり目立たない、こういうデュオによく見られる組み合わせなのですが、ダリル・ホールのソロではなぜかぱっとしない。通好みのジョン・オーツが地味ながらも大きな役割を果たしているというワケですね。
まだまだ彼ら現役で頑張っています。

こんな人にオススメ
・ポップなサウンドが好き
・ソウルフルな熱唱が好き
・古内東子が好き(彼女も大好きな一枚だそうです)

P.S. 実はホール&オーツ、高校時代好きだった女の子がファンだったから、その影響が一番大きかったりして^^;

こちらで試聴できます。



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