2008年11月02日

"Cracked Rear View" Hootie & The Blowfish (1994)

Cracked Rear View
Cracked Rear View
posted with amazlet at 08.11.02
Hootie & the Blowfish
Atlantic (1995-02-10)
売り上げランキング: 124405
おすすめ度の平均: 5.0
5 広大な大地を踏みしめながら、Hootieは走る・・・
4 ビッグセールス、グラミーも授賞
5 アメリカントラッド、オルタナバンド
5 なごみます

♪戸締まり用心、火の用心〜
と言っても防犯のことではありません。昔のCMソングですが、最後のセリフ「一日一善!」覚えてますか?

子供にこの話をしたら、
「一日一膳?ごはんは一日茶碗一杯しか食べちゃいけないってこと?」
とお約束のボケが返ってきました。。。

というわけでアメリカの良心、Hootie & The Blowfish (フーティー&ザ・ブロウフィッシュ) いきましょか(前振り長いなあ)。

久々に "日本で人気ないバンド特集" に戻ってきました。
すごくいいバンドなんですよ。でも知名度低いよね、きっと。
アーシーなサウンド。エモーショナルなヴォーカル。泣けるメロディーライン。どれをとっても素晴らしいのですが、ちょっと地味なのかなあ。

でもこれを聴けば、力強い "Hold My Hands" に頼りがいを感じ、"Let Her Cry" や "Good-bye" に涙し、"Only Wanna Be With You" の軽快なリズムに思わず踊り出したくなりませんか。

このアルバムが中古で100円で売られていた時は悲しくなりました。日本にはルーツロックを理解できる人はいないのか...

売れる売れない、そんなの関係ねえ!いい音楽は時代を超える。アメリカンロックの伝統は脈々と受け継がれていることを証明してくれた入魂の一作。
1600万枚のセールスは伊達じゃない!聴くべし!


ググってみました
『洋楽を聴くぞ!目標1年365枚』
『ころころころらど』


試聴はこちら

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2007年11月24日

"Sports" Huey Lewis & The News (1983)

Sports
Sports
posted with amazlet on 07.11.24
Huey Lewis & The News
CAPITOL (1999/06/29)
売り上げランキング: 8982
おすすめ度の平均: 4.5
5 ハスキーなのに哀愁があるヒューイの声。
5 彼らの最高傑作
5 800万枚売れたアルバム


兄貴、出番です。
ってな感じで登場願いましょう。
声もデカいが顔もデカい!
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの大ヒットアルバム、"Sports" です。

ヒューイ・ルイスといえば、一般的には映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主題歌 "The Power Of Love" が有名ですが、ここには入っていません。他にもいい曲はいっぱいあるのでベストもいいですが、アルバム的にはこれが一番完成度が高いかな?ということで選んでみました。

軽快な "Heart Of Rock'n'Roll"、『ゴーストバスターズ』の元ネタにもなった "I Want A New Drug" 、ロッカバラードの "If This Is It" 、我々の世代にはどれも懐かしいですね。

ヒューイ・ルイスの魅力は80年代風ポップ・ロックサウンドに、アカペラでも十分通用する見事なコーラスワークがバランスよくブレンドされているところでしょうか。時折見られる(聞かれる)ヒューイのブルースハープも素晴らしいのですが、その真骨頂はライブにおまかせしましょう。

良質なポップロックを紡ぎ出す彼らでしたが、人気は徐々に低迷。ついにはレコード会社との契約まで解除されてしまいます。一世を風靡した彼らですら、こういうことがあるんだ、というのが衝撃的でした。

そんなこと考えていたら、ラジオから華原朋美の歌声が。
盛者必衰、祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、って感じですかねえ。
どんなオチやねん!



ググってみました
『名盤!』
『バックシートに座って』
『883R :blog』


試聴はこちら


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2006年09月21日

"One Way Home" Hooters (1987)

One Way Home
One Way Home
posted with amazlet on 06.09.21
The Hooters
Columbia (1992/04)


前回に引き続き、フーターズのセカンドアルバム "ONE WAY HOME" を紹介しましょう。

前作でも聞かれた、彼らの大きな魅力である、マンドリンやバンド名の由来にもなっているフーター(ピアニカ)の使用に加えて、アコーディオンやリコーダーといった、一見ロックとは結び付かないアコースティック楽器が前面に現われた、よりアーシーなサウンドとなっています。

この少し後に、スティーブ・ウィンウッドが "Back In The High Life Again"という曲をヒットさせていますが、この曲の印象的なマンドリンの音は、フーターズの影響を受けたとスティーブ自身がインタビューで答えていました。
この "ONE WAY HOME" の音がいかにインパクトのあるものだったかわかりますね。

"Satellite" や "Engine 999" といった親しみやすい曲ももちろんいいのですが、"Karla with a K" が彼らのすべての曲の中でも最もフーターズらしく、楽しさに満ち溢れた一番の曲かなと個人的には思います。
アコーディオンとマンドリンから始まるイントロに、ハイハットのチキチキ音、トライアングルにペニー・ウィッスルと呼ばれる縦笛がかぶさっていく展開は、まさに彼らならではのもの。聴き終わった時にはもうこの曲のリフが頭から離れないでしょう。

この他にも、"Fightin' On The Same Side" のようなインディーズ時代からのいかにもフーターズという曲もあれば、"Hard Rockin' Summer"のような、ハードなギターサウンドのバッキングでも常にマンドリンの音が鳴っているという遊び心もあり、他のバンドには真似の出来ないユニークさを随所に感じさせてくれます。
最後の "Engine 999" がフェードアウトしていくと、このアルバムの世界が終わってしまう淋しさなのか、胸がキューンと締め付けられるような感覚にいつもとらわれます。

"Johnny B" の日本語バージョンが出るくらいこの頃は人気があったみたいですが、次第にアルバムの売れ行きは低下してしまったようです。いい音楽をやっているバンドが売れるとは限らないというのは残念なことです。

この後バンドは、オリジナルアルバム2枚とライブアルバム、それにベスト盤を出して音信が途絶えていましたが、公式ホームページを見るとライブ活動を続けているようで、とても懐かしく嬉しい気分になりました。

"One Way Home" を取り上げているサイトも結構あります。
カラスの逆襲: THE HOOTERS
OBERIU: The Hooters
Rock Princess: Hooters
フーターズの良さがわかる人と巡り合えて嬉しいかぎりです。

試聴はこちらからどうぞ(チトあやし)




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2006年09月11日

"Nervous Night" Hooters (1985)

Nervous Night
Nervous Night
posted with amazlet on 06.09.10
The Hooters
Columbia (1990/10/25)
売り上げランキング: 60,644


長かった夏休みも終わりを告げ、新学期が始まりました。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

ってだいぶ経ってますけど、気を取り直して今日からまた通常モードA-Zの続きから再開です。
"H"な今回は、満を持してHooters(フーターズ)の登場です。

フーターズは一般の方にはあまりなじみがないかもしれませんが、'85年のライブエイドではオープニングアクトも務めた実力派のバンドです。有名なところでは、シンディー・ローパーのデビューアルバム ( "She's So Unusual") に参加しており、名曲『タイム・アフター・タイム』も共作しています。

フーターズの特徴は、一見(一聴?)80年代のシンセサイザーとギターサウンドなのですが、フーター(ピアニカ!)やマンドリンといったロックとは縁遠いような楽器を効果的にフィーチャーするとともに、随所にレゲエのリズムを取り込んで、個性的なサウンドを作り出しているところにあります。
バンドのフロントマンであるロブ・ハイマンとエリック・バジリアンのハモリを中心としたコーラスもまた素晴らしい。

言葉だけで彼らの魅力を伝えることは難しいとは思いますが、とにかくフーターズが大好きなんです。
その昔、弾き語りでライブハウスのオーディション受けた時も、好きなアーティスト欄にしっかりと「フーターズ」と書いたぐらいですから(落ちましたが(爆))。

メジャーデビューアルバムである "Nervous Night"(邦題『眠れぬ夜』(オフコースぢゃないよ))は、マンドリンとフーターによるイントロからノリノリのダンスチューンに突入する "And We Danced"、その勢いを保ったまま軽快なナンバー "Day By Day" へ。
ファーストアルバムらしいイキの良い曲が次々に展開されていきます。

もちろんそれだけではありません。
レゲエのリズムに個性的なサウンドが展開されるデビュー曲の "All You Zombies" が独自の世界へ引き込みます。
"Where Do The Children Go" ではゲストボーカルのパティ・スマイスを交えて、メッセージ性の強いナンバーをじっくりと聴かせてくれます。

そしてアルバムは、シャウトから始まる "South Ferry Road" で再び勢いを取り戻し、最後の "Blood From A Stone" まで一気に駆け抜けて終わります。

この後、バンドはよりアコースティックな音を前面に出す方向へと進化していきます。(続く)

こちらで試聴できます。

P.S. 自分の周りにはフーターズ好きな人ほとんどいないんですが、ネットで検索かけると嬉しいことに良さがわかる人がいるんですね。
興味のある方、こちらもご覧下さい。

http://blog.livedoor.jp/superozzy5/archives/50376750.html
http://ethan1173.cocolog-nifty.com/cm/2006/06/nissanpresage_cb32.html



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