2006年09月11日

"Nervous Night" Hooters (1985)

Nervous Night
Nervous Night
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The Hooters
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長かった夏休みも終わりを告げ、新学期が始まりました。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

ってだいぶ経ってますけど、気を取り直して今日からまた通常モードA-Zの続きから再開です。
"H"な今回は、満を持してHooters(フーターズ)の登場です。

フーターズは一般の方にはあまりなじみがないかもしれませんが、'85年のライブエイドではオープニングアクトも務めた実力派のバンドです。有名なところでは、シンディー・ローパーのデビューアルバム ( "She's So Unusual") に参加しており、名曲『タイム・アフター・タイム』も共作しています。

フーターズの特徴は、一見(一聴?)80年代のシンセサイザーとギターサウンドなのですが、フーター(ピアニカ!)やマンドリンといったロックとは縁遠いような楽器を効果的にフィーチャーするとともに、随所にレゲエのリズムを取り込んで、個性的なサウンドを作り出しているところにあります。
バンドのフロントマンであるロブ・ハイマンとエリック・バジリアンのハモリを中心としたコーラスもまた素晴らしい。

言葉だけで彼らの魅力を伝えることは難しいとは思いますが、とにかくフーターズが大好きなんです。
その昔、弾き語りでライブハウスのオーディション受けた時も、好きなアーティスト欄にしっかりと「フーターズ」と書いたぐらいですから(落ちましたが(爆))。

メジャーデビューアルバムである "Nervous Night"(邦題『眠れぬ夜』(オフコースぢゃないよ))は、マンドリンとフーターによるイントロからノリノリのダンスチューンに突入する "And We Danced"、その勢いを保ったまま軽快なナンバー "Day By Day" へ。
ファーストアルバムらしいイキの良い曲が次々に展開されていきます。

もちろんそれだけではありません。
レゲエのリズムに個性的なサウンドが展開されるデビュー曲の "All You Zombies" が独自の世界へ引き込みます。
"Where Do The Children Go" ではゲストボーカルのパティ・スマイスを交えて、メッセージ性の強いナンバーをじっくりと聴かせてくれます。

そしてアルバムは、シャウトから始まる "South Ferry Road" で再び勢いを取り戻し、最後の "Blood From A Stone" まで一気に駆け抜けて終わります。

この後、バンドはよりアコースティックな音を前面に出す方向へと進化していきます。(続く)

こちらで試聴できます。

P.S. 自分の周りにはフーターズ好きな人ほとんどいないんですが、ネットで検索かけると嬉しいことに良さがわかる人がいるんですね。
興味のある方、こちらもご覧下さい。

http://blog.livedoor.jp/superozzy5/archives/50376750.html
http://ethan1173.cocolog-nifty.com/cm/2006/06/nissanpresage_cb32.html



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2006年08月31日

"Building The Perfect Beast" Don Henley (1984)

Building the Perfect Beast
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Don Henley
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5 大人の魅力
5 西海岸ロックの完成系
5 ソロ第二弾の名作


夏休み特別企画、最後は夏の終わりにピッタリのドン・ヘンリーの "Building The Perfect Beast" をお届けしましょう。

ドン・ヘンリーと言ってもピンと来ない方も、『ホテル・カリフォルニア』を歌っているイーグルスの(ドラム兼)ボーカルと言えば、ああと思う人もいるのではないかと思います。

イーグルス解散後のソロ2作目のこの作品は、グラミー賞にも輝いた "The Boys Of Summer"(ボーイズ・オブ・サマー)を筆頭に秀作が揃った名盤です。

『ボーイズ・オブ・サマー』、本当に素晴らしい名曲中の名曲ですね。
何と言ってもあの寂寥感がたまらない。
無機質なビートとシンセのリフ。
音数は少ないながらも絶妙な間合いで絡んでくる共作者でもある Mike Campbell のギター。
淡々と紡ぎだされる歌詞はこう始まります。


Nobody on the road
Nobody on the beach
I feel it in the air
The summer's out of reach
Empty lake, empty streets
The sun goes down alone
I'm drivin' by your house
Though I know you're not home
...


原文を味わってほしいので、あえて日本語訳は書きませんが、中学生程度の英語でも意味は伝わるのではないかと思います。
本当に情景が目に浮かぶようですね。
これを聞いただけで、単にイーグルスの延長ではないものを感じさせてくれます。

イーグルス再結成ライブでこの曲のイントロが聞こえた時は、信じられないくらい嬉しかったのを思い出します。

広大な大地にどこまでも続くまっすぐな道。
陽は西に傾いて夏の終わりの夕暮れが迫っている。
その中をただひたすら車を走らせるオレ...

このアルバムを聴くといつもそんな光景が浮かんできます。
毎年夏の終わりになると必ず聴きたくなる、かけがえのない愛聴盤です。

試聴もこちらからどうそ。



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2006年08月25日

"Made in U.S.A." The Beach Boys (1986)

MADE IN U.S.A.
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ザ・ビーチ・ボーイズ
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夏休みの終わりとともに、特別企画も終わりに近づいてきました。
今回は、夏には絶対外せないビーチボーイズです。

夏だ!海だ!!ビーチボーイズだ!!!
しかもベストだあぁっ!!!!!
(くりいむしちゅーのネタになるくらい思い切りベタベタやんけ)

ビーチボーイズ、一般的にはノーテンキなサーフミュージックのイメージがありますが、リーダーのブライアン・ウィルソンの突出した才能が生み出した後期のスタジオワークがマニアや評論家には高い評価を受けています。

でも『ペットサウンズ』をビーチボーイズの入門とするのはちと厳しいし、夏って感じでもないということで、ベストに落ち着きました。
代表曲は大体網羅されているし、持っていて損はないんじゃないでしょうか?

と思ったら、もうこれは廃盤なのかな?

じゃあ怒濤の30曲入りのコイツはどうだ!?

ジャケットがダサいし、曲順もメタメタな気もするが、安いし選曲としては悪くない。好きに並び替えるか、適当にシャッフルして聴いてくれ!

何かのアメリカ映画で、ビーチボーイズを聴いている登場人物が「ダセエ」って言われてる場面があったけど、ダサくてもいい。
何度でも言おう。
夏はやっぱりビーチボーイズだあぁっ!!!!!

乱文失礼しました。
試聴もこちらでどうぞ。



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2006年08月21日

"Ciao! Bravo!!" DEPAPEPE (2006)

Ciao!Bravo!!
Ciao!Bravo!!
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DEPAPEPE TAICHI NAKAMURA
SE (2006/04/19)


夏休みも終盤に入りましたが、特別企画はまだ続きます。

本ブログ初の新譜(と言っても4ヵ月ほど経ちますが)、DEPAPEPEの "Ciao! Bravo!!" です。

ご存じの方もいらっしゃるでしょう、そう、またまた禁じ手、日本のミュージシャンですね(特別企画、特別企画)。

ただDEPAPEPEの場合、インストなので、英語の意味を理解せず、メロディーだけで洋楽を聴いている感覚に近いのではないか、という見方もできます...
そんな言い訳がましいこじつけも用意してみましたが、ただ単に大好きだから載せたかったというのが一番の理由です。

DEPAPEPEの音楽は、簡単に言うと、アコースティックギター2本によるインストです。
そういうと、何となくテクニックを前面に出した難解なイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、DEPAPEPEの場合、その心配は杞憂です。
決してテクニックが低いと言ってるわけではもちろんなくて、メロディーが際立っているのと、ストロークでジャカジャカやってるので、そう感じさせないんですね。

ギターやったことある人ならわかると思いますが、ストロークって教本でも一番最初に出てきて、難易度の低いイメージがあります。
そんな影響もあるのか、特にこういったインスト系ではストロークは多少の味付けに使う程度で、ひたすらジャカジャカやる人って、いなかったと思うんですよね。

そういうのが好きな人たちにどう映るのかはわかりませんが、昔フォークギターを掻き鳴らすのが好きだったお父さんにも、ストリートミュージシャンに共感を覚える若者にも、きっと心地よく響くと思います。

ストロークの鳴りもアコギの大きな魅力の一つです。
残り少ない夏の日を、デパペペの爽快なアコギサウンドで彩ってみてはいかがでしょうか。

こちらで試聴できます。



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2006年08月15日

"Cocktail" Original Soundtrack (1988)

Cocktail (1988 Film)
Cocktail (1988 Film)
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Original Soundtrack
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夏休み特別企画もすっかりネタが尽きて...
ではなくてすっかり定着してきましたが、今回はカクテルのサウンドトラックを取り上げます。

例によって映画は見ていませんが、映画自体の評判は芳しくなかったですね。でもこのサントラ盤は文句なしにいいです。

目玉は何といっても The Beach Boys の "Kokomo" でしょう。全盛期のサーフミュージックとは趣きを異にしますが、青い空と白い砂浜に波の音だけが心地よく響く様子が目に浮かぶようで、個人的にも大好きな曲です。カクテル=ココモという人も少なくないのではないでしょうか?

他にも Bobby McFerrin の "Don't Worry, Be Happy"や The Georgia Satellites の "Hippy Hippy Shake" も流行りましたね。
"Don't Worry, Be Happy" は基本はアカペラなんですが、身体を使ったパーカッシブな音との絡みも絶妙で、独特の味わいが楽しめます。
The Georgia Satellites は私の中では最高のロックンロールバンドの一つですが、"Hippy Hippy Shake" はオリジナルアルバムに収録されていない貴重な曲です。

これらの曲に続いて、ベテランの John Cougar Mellencamp や Ry Cooder まで登場して、トリはロックンロールの大御所 Little Richard でっせ。
一つ間違えば節操ない気も無きにしも非ずですが、これだけの曲が聴ければもう大満足。

トム・クルーズの若き日の姿を思い浮かべても浮かべなくてもいいですが、この夏(毎年でもいいけど)浜辺で聴いてもらいたい一枚です。

こちらで試聴できます。



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2006年08月08日

"Kalik" Baha Men (1994)

カリック
カリック
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まだまだ続く夏休み特別企画。今流行のパイレーツ・オブ・カリビアン=カリブの海賊にちなんで(?)、カリブ海バハマ出身の陽気な7人組(当時)、Baha Menを紹介します。

これまでわりと万人向けと思われるものを紹介してきたのですが、今回はちょっと好みが分かれるのではないかと思います。
ラテン系のノリが好きな人には強烈におすすめしますが、そうでない人は「何じゃこりゃ?」と感じるかもしれません。
ただ一つ言えることは、誰が何と言おうと、私は Baha Men が大好きだということです。

どのアルバムにしようか迷ったのですが、やはり彼らがブレイクするきっかけとなった "(Just A) Sunny Day" と "Dancing In The Moonlight" の収録されたこの "Kalik" にしました。
この2曲はもちろんベストにも収録されている代表曲ですが、全体的にそれに劣らないクオリティの揃い佳作が揃っていると思います。
"(Just A) Sunny Day" にも参加した Lenny Kravitzによる推薦も彼らのブレイクに一役買っていました。

ジャケットを見るとちょっとふざけた感じで、買うのをためらったのですが、"Dancing In The Moonlight" がものすごく好きで、これが聴けるならもう他はどうでもいいやぐらいの気持ちで思い切って買ってみたら、これが大当たりでした。

ジャンカヌーと呼ばれるバハマの伝統音楽をベースに、コンピュータによる打ち込みやファンキーなリズムギターのカッティングが絡んだグルーヴ感がもうたまりません。

この後も、"Beach Baby", "That's The Way", "Kokomo" など毎年夏になると Baha Men の珠玉のカバーナンバーが巷を賑わせて、それを楽しみにしていたのを覚えています。
何と言っても彼らのカバー曲のアレンジセンスには目を見張るものがあります(ってオリジナルはほとんど知らなかったりして(汗))。

槇原敬之がラジオ番組で、"Dancing In The Moonlight" を「最高!」と絶賛していたり、山下達郎が彼らのLiveを見に行ったりしていることからも単なる陽気なカリビアンではないことはお墨付きです。

'99年にリードボーカルのニーアマイアが脱退してからは、私の心も Baha Men から離れていきましたが、その後もバンドとしては頑張って、"Who Let The Dogs Out" などのヒットも飛ばしています。

こちらで試聴できます(なぜか "(Just A) Sunny Day" だけ聴けない(涙))



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2006年08月05日

"The Air Supply Story Vol.1 & Vol.2" Air Supply (1984)

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エア・サプライ・ストーリー Vol.1 〜ロスト・イン・ラブ
エア・サプライ
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おすすめ度の平均: 5
5 エアサプライの集大成


夏休み特別企画第2弾は、ペパーミント・ブルーの澄んだ風(こんなキャッチフレーズだったっけ?)、エア・サプライの登場です。

W杯ですっかり敵役になった(?)オーストラリアから現れた、80年代初頭に一世を風靡した男性デュオです。
エア・サプライの魅力は何といっても澄み切った歌声に代表される透明感と爽やかさでしょう。一瞬女性ボーカルかと思わせるほどのRussel Hitchcockのハイトーン・ボイスが何とも心地よいです。

曲の展開もこれでもかというぐらいサビのハイトーンで盛り上げていく王道パターンが多く、そんなところも日本で人気が出た要因かと思います。

これ別に2枚組ではないのですが、どっちも捨てがたい(優柔不断)ということで一挙に2枚紹介させて頂きました。
Vol.1の方は "Lost In Love" や "All Out Of Love" などの代表曲はもちろんですが、全体的に粒揃いの佳作が並んでいるという印象です。
Vol.2の『渚の誓い(Making Love Out Of Nothing At All)』『シーサイド・ラブ(The One That You Love)』『さよならロンリー・ラブ(Even The Nights Are Better)』もやはり外せないでしょう。
ということで、是非両方とも聴いてもらいたいです。

『渚の誓い』は大好きな曲なのですが、買ったばかりのCDをカーステレオから取り出す時に、デッキに引っ掛かってそこだけキズがついてしまい、音飛びがするという事態に陥り、すごいショックでした。

それはともかく、エア・サプライというと新婚旅行先のオーストラリアでよくかかっていたのを思い出します。
オーストラリアの空と海に彼らの曲が絶妙にマッチして、彼らの魅力を再発見させられました(もう十年以上も前のことですが)。

この夏、オーストラリアに行く方はもちろん、行けない方もエア・サプライを聴いてオーストラリアに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
(松山千春を聞いて北海道に思いを馳せてもいいですが(爆))

Vol.2はこちらよりどうぞ

これらの盤の試聴は見つかりませんでしたので、興味のある方はオリジナルアルバムのこちらを聴いてみてください。
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2006年07月27日

"Big Wave" Tatsuro Yamashita (1984)

BIG WAVE
BIG WAVE
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山下達郎
ワーナーミュージック・ジャパン (1999/06/02)
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おすすめ度の平均: 4.67
5 名盤ですね
5 夏 その永遠なるイメージ
5 永遠の名盤


夏休み特別企画、夏休み中はこの夏聞きたい音楽の特集をお送りしたいと思います。
記念すべき第一弾は、"Big Wave"です!

何かおかしいぞと思った方、そうです、山下達郎、れっきとした日本人ですね。
なんですが、全編英詞であり洋楽テイスト溢れるミュージシャンによる最も洋楽的なアルバムであるということ、そして何よりどうしても載せたかったということで今回はこれを強力に推薦します。

もともとはたしかサーフィン映画のサントラだったと記憶していますが、映画は見た覚えがありません(笑)。
この前に "Loveland, Island" や "Sparkle" に見られる爽快感あふれるサウンドで既に夏男的なイメージはあったのですが、「夏だ!海だ!達郎だ!」のイメージを決定づけたのはこのアルバムではないかと思います。

一曲目のタイトル曲は流行っていた当時からずっと気に入っていた名曲ですし、♪JODY〜の英語版もたまりませんね(裏声で歌うととても心地よいです)。

オリジナルのLPレコードB面(CDだと単に後半という扱いになるのですが)のカバーバージョンがまた素晴らしいです。この人のカバーへのこだわりはすごいものがあります。完コピでなければ意味がないというぐらい徹底しています。
そして、それに引けを取らないクオリティのオリジナル曲が絡む、まさに究極の一枚と言えるでしょう。

LPレコード時代のせいもあって、若干収録時間が短くあっという間に終わってしまいますが、毎年夏に必ずヘビーローテーションになるマストアイテムです。

→ 残念ながら試聴できるページが見つかりませんでした。ごめんなさい。



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2006年07月21日

"Appetite for Destruction" Guns N' Roses (1987)

アペタイト・フォー・ディストラクション
ガンズ・アンド・ローゼズ
ユニバーサルインターナショナル (2002/07/24)
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おすすめ度の平均: 5
5 理屈抜き!
5 伝説は終わらない
5 「最高のワルガキ」


これまで割りと耳に馴染みやすい音楽を紹介してきましたが、今回はちょっとハードですので、心して聞いて下さい。
Guns N' Roses のデビューアルバムにして最高傑作と名高い "Appetite for Destruction" です。

ロックは死んだと言われた80年代後半に突如現れたハードロックバンド Guns N' Roses。実質アルバム一枚とライブだけで一躍モンスターロックバンドに伸し上がった、まさにアメリカンドリームの象徴です。

デビュー当時の勢いはすさまじいものがありました。バンドやってる連中は、口を揃えて「ガンズ最高」と心酔しきっていました。
私自身どちらかというとあまりうるさい音楽は聴かない方なのですが、Guns N' Roses は聴いてみたいという気になるくらい、周りは絶賛の嵐だったのです。

MTVで見た "Paradise City" の影響も大きかったですね。ビジュアル的にもカッコよかったんですが、何と言っても曲が素晴らしい。
流れるようなギターのイントロに始まり、ラフなコーラスが絡んで、ヘヴィーなギターのリフへと展開。歌に入れば、これぞハードロックというべきハイトーンのパワフルなボーカル、そして徐々にテンポを上げながら怒濤のエンディングへ。
小室哲哉が「この曲にはポピュラーミュージック(だったかな?)のすべてが詰め込まれている」と絶賛していましたが、まったくもってその通り、どこを取っても絶品です。

その後バンドは、その華やかさの陰でドラッグ事件やメンバーの相次ぐ脱退に勢いを失っていきます。
オリジナルメンバーは今やアクセル・ローズ一人になってしまいましたが、バンドは活動を続けています。
最近になってアクセル・ローズがホテルの施設を壊したなんてニュースも伝わってきましたが、素行だけは相変わらずで変に納得です。

ハードロックが好きでない人にも是非聴いて頂きたい究極の一枚です。

こちらで試聴できます。



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2006年07月12日

"Downtown Train (Selections from the Storyteller Anthology" Rod Stewart (1990)

Downtown Train (Selections from the Storyteller Anthology)
Rod Stewart
Warner Bros. (1990/02/22)
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このぴかイチ洋楽入門、実はAtoZ形式でお送りしてきましたが、Fで早くも躓いてしまいました(笑)。
Fで始まるバンドやミュージシャンがいないわけではありませんが、自分が実際聞いていないアルバムを紹介するわけにもいかないため、苦し紛れの(Rod Stewart & )Facesです。

ロッド・スチュアートは類稀なる声の持ち主です。渋谷陽一氏が「陽のハスキーボイス」というような表現をしていましたが、ロックンロールからバラードまでどんな曲でも我が物のように自在に歌いこなしてしまうロッドは、ロック史上最強のボーカリストの一人と言って過言ではないでしょう。

数々のヒット曲を世に送り出していますが、フェイセズでの活躍がソロでブレイクするきっかけとなったとも言えると思います。そんなロッドのフェイセズ時代を含むヒット曲をピックアップしたのがこのアルバムです。元は4枚組のボックスセットで、その中からさらに80年代の曲を中心にオイシイところだけを厳選したものです。

実は私はボックスセットを買って持っているのですが、偶然ディスクユニオンで見つけたこのアルバムに、「1曲目が "Stay With Me" で "People Get Ready" も入っているぜ!」というそれだけの理由で衝動買いしてしまったのです。

その昔、友人が当時のロッド・スチュアートのベスト盤(これかな?)を称して、「こんなのベストじゃねえ」とぶちまけていましたが、これも "Maggie May" などの代表曲が収録されていないという点では、ベスト盤としては納得がいくものではないかもしれません。
ですが、これが発売された90年頃の "This Old Heart Of Mine" のニューバージョンや ”Downtown Train" が好きな人(オレか!)にはたまらないでしょう。
"I Don't Want To Talk About It" は他のと微妙にバージョンが違うようです。

シカゴの時に邦題の話が出ましたが、"Young Turks"の邦題はなんと『燃えろ青春』ですぜ!
笑ってしまうしかないですね(あ、これ日本盤じゃないか)。

こんな人にオススメ

・ハスキーボイスが好き
・ロッド・スチュアートという名前だけ知っている
・西城秀樹が好き(爆)(和製ロッドなどと言われていた...)

こちらで試聴できます。



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