2006年07月07日

"Love Songs" Elton John (1995)

LOVE SONGS
LOVE SONGS
posted with amazlet on 06.07.07
エルトン・ジョン ジョージ・マイケル
ユニバーサルインターナショナル (2006/01/25)


エルトン・ジョンは、一般的にはダイアナ妃に捧げた歌("Candle In The Wind")で有名ですが、60年代から活動を続けるかなりキャリアの長いアーティストです。
私が初めて聴いたのは、エリック・クラプトンやフィル・コリンズと一緒に来日した頃でした(そうそうたるメンバーですが、音楽性の違いからあまり一緒にセッションする機会は少なかったようです)。
それまでエルトン・ジョンというピアノマンがいることは知っていたのですが、曲は聞いたことがありませんでした。
これをきっかけに、NHK FMの特集で彼のヒット曲の数々を耳にして、これはいいと思うようになりました。

このコンピレーションはタイトル通りバラード集です。このコンピ盤を推奨する理由は、1枚の中に『ライオン・キング』の2曲が収録されているからです。映画自体は手塚治虫のパクリだと論議を醸しましたが、エルトン・ジョンによるこの2曲の素晴らしさには文句のつけようがありません。
もちろん、それ以外の新旧織り交ぜたバラードヒットのクオリティも高いです。

バラードに特化しているため、普通のベスト盤とは多少趣を異にしますが、エルトン・ジョンを知るとっかかりとしては、うってつけの一枚と言えると思います。

こんな人にオススメ

・ピアノが好きな人
・ライオン・キングが好きな人
・"Your Song" や "Candle In The Wind" は聞いたことあるけど...という人

こちらで試聴できます。



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2006年06月28日

"Rock'n Soul Part 1" Daryl Hall & John Oates (1983)

フロム・A・トゥ・ONE(紙ジャケット仕様)
ダリル・ホール&ジョン・オーツ
BMG JAPAN (2005/12/21)
売り上げランキング: 80,718
おすすめ度の平均: 4.67
4 曲順までよく考えられたベストです
5 シングル・ヴァージョン探すならこれ
5 全盛時に発売されたベスト盤


80年代初めの洋楽を語る上で絶対に欠かせない、ダリル・ホール&ジョン・オーツの登場です。

高校の頃ホントに流行っていて、まだ洋楽に馴染みの少ない人でも名前ぐらいは知っている、超メジャーな男性デュオです。

そんなわけで、どの曲も結構耳にしていたのですが、"Kiss On My List" を初めて聞いた時は衝撃を受けました。
サビの展開がそれまで自分が耳にしたことのある音楽とはまったく違うものだったからです。
当時ナガブチとかしか聞いてなかった自分には、ギター弾いても絶対出てこないコード進行だったんですね。そういう意味でも、洋楽の深さを知り傾倒するきっかけになった重要な曲の一つです。

このアルバムは、彼らの人気絶頂期に出た初のベストアルバムです。
他のヒット曲に負けないクオリティの新曲 "Say It Isn't So" に始まり、最後の "Wait For Me" の最高のライヴバージョンで締め括る。
後のCD時代のベストに比べると収録曲、時間とも少ないものの、クオリティとしては一番高いと思います。

ブルー・アイド・ソウルと呼ばれる彼らの音楽は、軽快なノリと親しみやすいメロディーの印象が強いですが、目を閉じて聞いてみるとまるで黒人が歌っているかのようなソウルフルな節回しが随所に見られます(これがそう呼ばれる所以だと気付いたのは、ずいぶん後になってからのことです)。

片方がルックスもよく華があるのに対し、もう一方は背も低くあまり目立たない、こういうデュオによく見られる組み合わせなのですが、ダリル・ホールのソロではなぜかぱっとしない。通好みのジョン・オーツが地味ながらも大きな役割を果たしているというワケですね。
まだまだ彼ら現役で頑張っています。

こんな人にオススメ
・ポップなサウンドが好き
・ソウルフルな熱唱が好き
・古内東子が好き(彼女も大好きな一枚だそうです)

P.S. 実はホール&オーツ、高校時代好きだった女の子がファンだったから、その影響が一番大きかったりして^^;

こちらで試聴できます。



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2006年06月14日

"The Heart Of Chicago" Chicago (1989)

ハート・オブ・シカゴ
シカゴ
ワーナーミュージック・ジャパン (1989/12/10)
おすすめ度の平均: 5
5 サウンド・トラックに使いたい。
5 恐らく手に入れることのできない名盤


最近あまりお目にかからなくなりましたが、洋楽にはよく邦題がついています。名訳とされるものもあれば、「それはないんじゃないの?」と言いたくなるものまで様々です。そんな名訳の一つがシカゴの「素直になれなくて」ですね。

もちろん題名だけでなく曲も素晴らしいです。
この曲実はメドレーになっていて、バラードらしくピアノソロでしっとり終わるかと思いきや、切れ目なくホーンセクションばりばりのファンキーなナンバー("Get Away")へ突入します。

最初は、「このまま終わらせてくれればなあ。余計なのくっつけるなよ」と思っていたのですが、何度か聞いているうちに後半部分が大好きになってしまいました。ラジオではたいてい長すぎるためカットされてしまうことがほとんどなのですが、今では「何で最後までかけないんだよ」と怒りたくなるぐらいです。ホントわがままですね(笑)。

シカゴというバンド今でも頑張っているようですが、歴史は古く音楽性もその時々で大きく変わっています。個人的には長い夜なんかの昔の路線も好きなのですが、一般的には80年代のAOR路線が耳に馴染みやすくていいのではないかということで、それがメインになったこのバラードベストを推薦します。

やはりピーター・セテラのハイトーンボイスがデビット・フォスターサウンドの上で展開される、80年代の曲がいい感じですね。その後ピーター・セテラは脱退してしまいますが、バンドはビッグバンドスタイルに形を変えたりしながらも活動を続けています。

補足: もはやこの選曲のものは普通には手に入らないんだそうで残念。他にもいろんなベスト盤が出ているので、直感的に選んでみてはいかがでしょうか?

他のバージョンを試聴するなら、こちら

【おまけ】

「素直になれなくて」にはピーター・セテラが参加しているカバーバージョンがあります。美しいコーラスながら割りと淡々と進んでいくのですが、最後にピーター・セテラがオイシイところを持っていってしまうというなかなかのものです。この曲も含んだカバーバージョンの企画盤もどうぞ。

Cover 1
Cover 1
posted with amazlet on 06.06.14
オムニバス アズ・イエット リサ・スタンスフィールド エア・サプライ ビッグ・マウンテン アニー・レノックス ウエストライフ
BMG JAPAN (2001/06/20)
売り上げランキング: 79,597




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2006年06月10日

"The Ballad Collection" Boyz II Men (2000)

エンド・オブ・ザ・ロード~ボーイズIIメン・バラード・コレクション
ボーイズ2メン テリー・ルイス アメス・ハリス3 ショーン・ストックマン ネイザン・モリスブ L.A.レイド ベイビーフェイス ダリル・シモンズ フレディー・ペレン クリスティーン・ヤリアン
ユニバーサルインターナショナル (2004/06/02)
売り上げランキング: 9,907
おすすめ度の平均: 5
5 最高に泣けます
5 月並みですが・・・
5 一聞の価値あり!


1990年頃よく見ていたMTVは自分にとっていろんな名曲と出会った貴重な番組でした。
中でもたまにやるヒット曲を特集したベスト的な内容が大のお気に入りで、音だけテープに落としてよく聞いていました。
BOYZ II MENもそこで出会ったアーティストの一つです。

流れてきたのは「エンド・オブ・ザ・ロード」。
終盤の絶品のハーモニーに一発で虜になってしまいました。
この曲はエディ・マーフィー主演の『ブーメラン』という映画の主題歌で、全米13週ナンバーワンを記録した彼らの出世作です。

その後彼らは『メイク・ラブ・トゥー・ユー』(全米14週ナンバーワン)、マライア・キャリーとのデュエットによる『ワン・スウィート・デイ』(全米16週ナンバーワン)など立て続けにメガヒットを飛ばし、押しも押されぬR&Bコーラスグループの代表格となります。

そんな彼らのバラードヒットを完全網羅、オイシイとこ取りした日本独自の企画盤がこのCDです。

『グッドバイ・トゥー・イエスタデイ』や『イエスタデイ』などでアカペラで聴かせるハーモニーはまさに絶品。
こういうの聞いてるとアカペラやりたくなりますよね。鈴木雅之や山下達郎の気持ちがよくわかります。

『エンド・オブ・ザ・ロード』や『ベンデッド・ニー』の台詞のところがまた渋い。
日本語の歌だと曲の中の語りを聞いてると恥ずかしくなってしまうのですが、すんなり受け入れられるのも洋楽ならではでしょう。

彼らの魅力は、カバー曲も含めた楽曲の良さももちろんですが、完璧なコーラスワークとソウルフルなリードボーカルの絡みが、抑え気味のサウンドと絶妙にマッチしているところにあるのではないかと思います。

本物の歌唱力を是非ご堪能下さい。

こんな方にオススメ
・バラードが好きな人
・ハモリ、アカペラが好きな人
・ゴスペラーズが好きな人
・シャネルズが好きな人(爆)(知ってる人いる?)

こちらで試聴できます。



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2006年06月06日

"GOLD" ABBA (1992)

アバ・ゴールド~10th・アニヴァーサリー・エディション
アバ
ユニバーサルインターナショナル (2006/01/25)


物心ついてからの洋楽の原体験は、アバでした。

当時小学生で、音楽をレコードで聞くという行為すら知らなかった自分でも曲を覚えているということは、かなり有名だったんだと思います。

しばらく名前も曲も聞かなかった時代が続いたのですが、"MTV CLASSIC" という昔の曲を特集するTV番組で、『ダンシング・クイーン』がかかった時電撃が走りました。
それからまもなく、木村太郎の夜のニュース番組の最後に偶然流れてきた『チキチータ』。
懐かしいメロディーとコーラスにすっかり魅せられてしまいました。

最近(でもないか)では野島伸治のドラマでも『S.O.S.』が主題歌に使われてリバイバルを果たしています。『ママ・ミーア』というアバの曲で構成されたミュージカルも話題になりましたね。

アバの魅力は楽曲のメロディーの良さと息の合ったハーモニーにあると思います。
このメロディーラインの美しさは以降のメイヤなどのスウェーデンポップにしっかりと引き継がれています。

こんな人にオススメ
・女性ボーカルが好き
・軽快なポップスが好き
・ピンクレディーが好き(?)
(同じ頃流行ってたなあ)

こちらで試聴できます。



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2006年06月02日

"Songs In The Attic" Billy Joel (1981)

ソングズ・イン・ジ・アティック(紙ジャケット仕様)
ビリー・ジョエル
Sony Music Direct (2004/11/03)
売り上げランキング: 15,239
おすすめ度の平均: 5
5 最重要アルバム!
5 最高のアルバム(^_^)v


このブログを始めるにあたり、自分が初めて買った洋楽のレコードは何だったか思い出そうとしていました。はっきりとした記憶はないのですが、たぶんこれだろうというのに辿り着きました。

高校生だった私は、当然の如くレコードを買うお金がそれほどあるわけもなく、もっぱらレンタルレコード友&愛と中古レコードのディスクユニオンにお世話になっていました。

そのディスクユニオンに、廉価でリック・スプリングフィールドとともに多く在庫されていたのがこのアルバムでした。

当時洋楽を聞かない人でもビリー・ジョエルの名前を知らないものはないぐらい、出す曲は皆ヒット。
CMにもオネスティが使われたり、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでした。

そんな彼がそれらヒット曲ではなく、ブレイクする前の隠れた名曲にスポットを当てて、ライブで再現したのがこのアルバムです。
というわけで、いわゆる代表曲は収録されていないのですが、それがまた全体のまとまりにつながっていいような気がします。有名な曲が入っていると名前負けというか、どうしてもそっちに意識が行ってしまいますしね。

ビリー自身もこのアルバムをとても気に入っているようで、後のベスト盤にこの中から選曲されていることからもその様子がうかがえます。

流れるような旋律から、時には激しく叩きつけるような美しくも力強いピアノ、曲によって多彩な表情を見せるボーカル、まさにピアノマンの面目躍如、どれを取っても絶品です。

私の洋楽への傾倒のきっかけとなった重要な一枚です。

こんな人にオススメ
・ビリー・ジョエルという名を聞いたことがある
・ベストまたは何曲かのビリー・ジョエルのヒット曲なら知っている
・Sing Like Talking(佐藤竹善)が好き
このページを参照)

こちらで試聴できます



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2006年05月28日

はじめのあいさつ

はじめまして、ぴかイチ洋楽入門へようこそ!
管理人のKAZと申します。

いい音楽は心を豊かにします。

音楽というものは水や食べ物のように生きていく上で絶対に必要なものではありませんが、音楽を聴くことによって、多くの人が感動したり勇気付けられたりしていることは紛れもない事実でしょう。
私自身は音楽を職業としているわけではありませんが、音楽との出会いがなかったら、自分の人生はずいぶんと違うものになっていたと思います。
それほど音楽の力というのは絶大だと信じています。

日本人であれば、ほとんどは日本語の音楽を嫌でも聞いて育っているわけで、音楽の原体験は日本語の歌にあると言えるでしょう。
私の場合も当然の如く邦楽から入ったのですが、次第に好きなアーティストが影響を受けた音楽は何か?というところから少しずつ幅を広げていきました。
その結果、今の洋楽どっぷりの音楽生活に辿り着いたというわけです。

今のJ-POPと呼ばれる音楽も、ルーツを遡れば最後は必ずと言っていいほど洋楽に辿り着きます。
良くも悪くも洋楽の影響を受けていないものはないと言っても過言ではないのではないでしょうか?

このブログは、

・今のJ-POPで十分、洋楽なんて聴かなくてもいいやと思っている人
・言葉の壁で洋楽はちょっと...と思っている人
・洋楽を聴きたいけど何から聴いていいのかよくわからない人
・洋楽をかじってみたけどどうもピンと来なかった人

などなど、主に洋楽未経験者や洋楽初心者を対象に、入門的な内容からスタートしたいと考えています。
もちろん、コアな玄人志向の人も歓迎です。

自分の中では、アルバムで音楽を聴く良さを広めていきたいという思いはありますが、聴き方はリスナーの自由です。
したがって、一般的な名盤紹介には登場しにくいベスト盤やコンピレーションなども、いいものはどんどん紹介していきたいと思っています。

音楽を言葉で説明するのは難しいというか、すべてを伝えることは不可能ですが、自分の経験からしても、人からの薦めやクチコミで好きなアルバムに出会うことも決して少なくありません。

ぴかイチ洋楽入門が、貴方にとってかけがえのない音楽との出会いの架け橋となれるよう、これから頑張っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。
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